squeeze の Emacs に SKK と sticky.el 導入しました
最近はキーボード依存率が急激に高くなってきています。その背景には何でも出来ちゃう Emacs の影響が大きいです。ですが、実は IME はデスクトップ環境を入れたときの標準で使ってたりします。あまりにもお馬鹿ちゃん (自分がうまく調教してないだけかも) なので Emacs 使いに評判の SKK を入れることにしました。
研究室の環境が変わったときに SKK を一回だけ使ったことがあるんですが、その独特の使い心地に嫌気がさしてしまった為に今まで使っていませんでした。でももう逃げません。戦います。
そして戦いました。
まずインストールから。
# aptitude install ddskk skktools
これで SKK の環境は出来ました。前回は Web で使い方を簡単に調べて挫折しましたが、今度は一味違います。チュートリアルに気づきました。C-x, C-t でチュートリアル開始です。
こんな画面が出てきます。後は画面の指示に従って進めるだけで基本的な操作は一通り知ることが出来ます。因みに SKK 自体の起動方法も最初の step が終われば出てくるので起動方法が分からなくても無問題です。
SKK の詳しい使い方が知りたい場合はこちらにマニュアルがあります。
使い方を一通り覚えると、 Shift キーを多用させられることに気がつきます。しかも頭文字入力時に押したり、文章の途中で押したり漢字を入力する時は頻繁に使います。辞書を登録していくと余計に多用するので、Emacs 使いとしては Ctrl キーも多用する為小指ゲージがもすごい勢いで削られます。それでは辛いと感じて何かないかと調べたところ、ありました。
sticky-shit という物が存在するらしいです。
sticky-shift とは、Shift キーを一回入力すると次の入力にだけ Shift を反映してくれる物らしいです。 Shift を押しながら文字を入力しなくてもいいだけでも恩恵は大きいんですが、そこからさらに改良が加えられました。 ";" ってあんまりキーボードの文字入力において重要じゃないよね? これ潰してここを Shift の代わりにしよう、と。 ";" って無いと困るんじゃ... と思ったんですが、二度入力すると普通に ";" 打てるらしいです。それを知って安心したので早速入れました。
auto-istall にリストに sticky.el がありますので Emacs 上で入れることに。
M-x install-elisp-from-emacswiki Package (): sticky.el
これで漢字入力時に Shift を押さなくても良い!! って喜んだのも束の間で何故か、かなモードには反応せず...。アスキーモードには反応してるので無事インストールは出来てました。原因が分からないので調べてみたんですが、どうやら SKK 時のキーバインドが設定できていない模様。
~/.skk.el に下記の設定をすると無事に動作しました。
(setq skk-sticky-key ";")
かなモードで ";" 入力時に▽が表示されれば OK です。後はこれからもっと Emacs を住み心地の良い環境にしていく必要がありますね。