JavaScript The Good Parts


前回宣言した通り The Good Parts 読んでみました。Head First JavaScript から続き、id:dankogai さんが言われている JavaScript 本の 2 冊目です。総ページ 200p 程度の薄い本なので、理解に努めるスタイルで読みましたがあっさり読めました。






目次

はじめに
1章 良いパーツ
2章 文法
3章 オブジェクト
4章 関数
5章 継承
6章 配列
7章 正規表現
8章 メソッド
9章 スタイル
10章 美しい機能たち
付録A ひどいパーツ
付録B 悪いパーツ
付録C JSLint
付録D 鉄道ダイアグラム
付録E JSON

本書ではタイトル通り JavaScript に実装されているメソッドや予約語等様々な、 JavaScript を構成する要素について善し悪しを付けて解説されています。初めに文法を鉄道ダイアグラムを用いて解説しているのですが、プロセスが図で表されている為分かりやすいです。ただ、鉄道ダイアグラムについて詳しい見方等の解説があった方がより良く理解出来るのでは? とも思います。

基本的に本書は JavaScript でのオブジェクトの扱いが良く絡んできます。良いパーツ悪いパーツ多々ありますが、悪いものには宜しく無いオブジェクトの振る舞いがあるとの事です。あまり本筋に絡まない構文や用語に関しては解説的ではないので分からない物は軽く調べていくスタンスが望ましかったです。ですが、 JavaScript の . での繋ぎ方に納得のいく解を自分で得られる良い本である事は間違いないです。 JavaScript 自体複雑な仕組みを持っているわけではなく、実態そのものはシンプルなのでサンプルコードを何故? という気持ちを持ちながら打っていけば理解出来ました。

本全体の感想としては、 3 歩進んで 2 歩下がる感じで読み進めるのが理解しやすい読み方かと感じました。基本的に解説的ではない分いい具合に頭を使わされます。おそらく Head First JavaScript と The Good Parts で JavaScript を学ぶ上での重要項目をなめていると思います。この 2 册を理解してから所謂サイ本 (JavaScript 第 5 版) に手を出すべきなのでしょう。ですがあれはとても分厚いので、先に JavaScript パターンを読んでからにします。