ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人

この本は業務を行って成長する人と、成長しない人の違いに焦点を当てて何がダメなのかを紐解いていく本です。タイトルに銘打ってある通り、ソフトウェア開発の話が主軸となって話を進めていってます。プログラミング成分多めです。

内容としては、良くある自己啓発系の本に近いです。ただプログラミングというネタを用いて例に挙げているので、プログラミングする人間にとって情景が思い浮かべ易い内容になっています。前半は殆ど自発的に勉強できない人は~、とかネガティブな人は~、といった話をしています。量産的な話なので特に面白くないですし、割愛。

後半では、音大を出た人が情報系の仕事に就くという話をしておりこの話が興味深かったです。どうやら音楽もプログラミングもクリエイティブなことをするといった点では同じものらしく、さらには楽譜を見て思想や技法を読み取るといったところにも共通点があるるとのことです。読んでなるほど、とは思いましたがそれまでそんなことを思ったことも無かったです。違う分野からの参入で僕等とは異なる視点をもってプログラミングに望める事が羨ましいと思いますね。

と言うことで、この本に影響を受けてもっと抽象的、感覚的な部分を養っていくために何かしようかなと考えてます。先ずは音楽のことをもっと知るところからやってみてもいいかも知れないですね。後は次点で絵ですかねー。もっと幅広い感覚を身につけたいです。