安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学

安全と安心はイコールではない。そんなことを本の頭から尻まで言い続けています。実際に起こった食品業界の事件を題材にして安全と安心について人間の心理を語っているのでタイトルに有る通り一応心理学の本だと思います。

安全、それは受給者に害が及ばないこと。
安心、それは受給者の心を平穏に保てること。

であるならば、食品が安全である時は受給者は安心を得られるように思えます。ですが人の心は非常に弱いのでポジティブな観測より、ネガティブな観測を好みますとありました。まさにその通りですよね。しかし、自分に関しては安心の為に、他人に起こった出来事を特殊なケースとしてみるともありました。つまり安全を保つことは何においても必要で最優先だが安心を人々に与えることはできず、別途安心を与える活動が必要であるという話です。
特に世の中の情報なんて人が扱うもので伝言ゲームと同じだと思います。そんなもの意図してか意図せずか情報がねじ曲がってることが多いのでおいそれと信じられませんし、かと言ってどの情報が本質を伝えているのかの選別はそう簡単にはいかないとおもいます。と言う事は情報の安心を売るお仕事が成り立つんでしょうか? でもその企業の安全性は誰が保証してくれるのですかね。堂々めぐりです。

まぁそんな世の中だからこそ情弱なんて言葉が生まれたのでしょう。
関係ないけど本書に出てくる "ホウレンソウブタ" って某漫画に出てくる "ネギ星人" みたいな印象を受けるんですが僕だけでしょうか?