創刊の社会史

日本の創刊雑誌の歴史についての本で、今まで社会的に受け入れられてきた物、受け入れられなかった物の違いを考察している。

読み始めは、自分の知らない雑誌が大量に出てきて非常に読みづらい。しかしある程度読み進めると気にならなくなり、むしろ知らない雑誌への興味が出てくる。もう廃刊になった雑誌が多いけど。PLAYBOY によってアダルト雑誌が流行ったのは想像できるが、それに続いた雑誌が大量に失敗している話は非常に面白かった。
徐々に現代まで年代が進んでいき、族、ファッションといった流れで流行が来ている。しかし流行の雑誌とはいえど記事や表紙にセンスが感じられないものは淘汰されている。結局流行に乗っかるだけではなく、刊行物自体の魅力がなければ売れないということらしい。やはり何事もこだわりが大事ということだった。