What I Wish I Knew When I Was 20 - 20 歳のときに知っておきたかったこと -

スタンフォード大学の話をメインに、凝り固まった考えは生産性を損なうと云うことを訴えている本。
著者がスタンフォード大学の学生に与えた課題がとても面白く、他の大学でも導入出来れば学生の能力を伸ばせるはずだ。日本の大学でそう云う講義をしてくれるところは非常に少ないだろうけど、この本によってこういう講義を取り入れる大学が増えると良いなぁと思った。

講義の話だけでは無く、周りとは異なることをする勇気や大きな見返りの為に大きなリスクを進んで背負う精神を推奨する話はかなり為になった。今まで自分は長い物に巻かれたり、なるべく少ないリスクを選択してきた。失敗することを非常に嫌っていた為にこういう選択をしてきたのだと分かる。保守的な考えはクリエイティビティが無いと知った今ではリスクを避けず大きなリターンを求める姿勢を意識する事にしたい。
「どんな結果も受け入れる気があるのであれば、リスクも高いがリターンも大きい道を選ぶのは理に敵っている。」と云う言葉が本文中に出てくる。非常に気に入ったのでこれから事あるごとに使いたい。