貧困化するホワイトカラー

肉体労働者 (ブルーカラー) と、頭脳労働者 (ホワイトカラー) の労働体系についての本。
ブルーカラーは労働時間が明確であるが、ホワイトカラーには明確な労働時間が存在しない。その為に給金の支払いが非常に難しいと云ったことがこの本の題である。賃金体系に始まり、現在の労働基準法や社会の取り組みに対する批判が面白い。過労死する背景には会社だけの責任ではなく、自身の体調管理が出来ない事に大きく問題があるという話にはごもっともとしか言いようが無かった。

会社の体系がこれから変わっていく事に期待したくなる本だった。